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小麦粉
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現代ではパンやパスタ、麺、ケーキなど小麦粉から作られる食品はさまざまな種類があります。そんな私たちの食生活に欠かせない小麦粉の起源はとても古く、1万年以上前の原始時代には食べていたと考えられています。その当時の人々はすでに、小麦を平らな石の上にのせて、石でたたいたり、つぶしたりして粉にして、水で練り、焼き石の上に置いてクレープのようにして焼いて食べていました。日本では弥生時代から小麦の栽培が始まり、室町時代には今日のうどんにあたる麺が中国から伝わり、食べられるようになりました。その後、江戸時代に入るとポルトガルの宣教師たちによってカステラ、ボーロ、ビスケットといったお菓子などが伝えられ、小麦粉を使った洋菓子が日本で幅広く食べられるようになりました。

うどんや中華麺などの麺類がシコシコした歯ごたえになるのはグルテンと呼ばれる小麦粉に含まれるたんぱく質の働きによるものです。弾力性と粘着性の特徴をもつグルテンは小麦粉に水を加えてこねると作られます。小麦粉以外の米やとうもろこしなどの穀物の粉はグルテンを含んでいないので、うどんを作ろうとしてもプツンと切れてしまいます。

小麦粉は強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉となって一般的に売れられています。これらはグルテンの質と量によって異なります。強力粉はグルテンの量が一番多く、パンなどに使用されます。粉に対して60〜65%の水を加えてグルテンがよく形成されるようによくこねて焼くと、しっかりと弾力のあるパンができます。一方で、中力粉はグルテンの量が中程度でうどんなどに使用されます。粉に対して30〜40%の水を加えて、よくこねるとシコシコした独特の歯ごたえが生まれます。グルテンの量が一番少ない薄力粉は、クッキーやケーキに使われます。ソフト感をだすためにも軽くまぜ、グルテンが形成されないようにします。このように用途にあわせて小麦粉の種類を選ぶとおいしい料理が楽しめます。

小麦粉の上手な使い方はよくふるうことです。ふるうとだまになりづらく、焼いたりフライなどにした時にムラがなくできあがります。また、ベーキングパウダーを使うときは、粉といっしょにふるうと均一にまざります。

石井食品の「トマトのパン」、「バジルのパン」、「ナン」には国産強力小麦粉を使っています。国産の小麦が持つ柔らかいうま味が特長のもっちりとしたパンです。この機会に是非お試しください!

参考資料
・小麦・小麦粉の科学と商品知識(財団法人製粉振興会)2007年8月
・小麦粉ハンドブック(財団法人製粉振興会)2007年6月
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