アメリカでは「Crown of Jwel Nutrition」(栄養の宝石)といわれる程、栄養価のある野菜として人気のブロッコリー。日本でも年間を通して食卓に登場しますが、旬は冬。原産はイタリアを中心とする地中海沿岸で、紀元前2000年頃にはローマ人が食べていた歴史ある野菜なのです。Brocco(ブロッコ)はイタリア語で「枝」を意味し、形や味からも想像できますが、キャベツの変種で、カリフラワーの原型といわれています。
世界に広まっていったのは、約200年前イタリアからアメリカに渡り、栽培が拡大されてから。現在では世界の90%がカリフォルニア州で栽培され、多くの国に輸出されています。日本へ伝わったのは明治時代ですが、一般の家庭でよく食べるようになったのはここ最近30年程。しかし今では輸入野菜のトップ3にのぼる人気野菜です。
バランスよく栄養素を含むことで知られているブロッコリー。ビタミンC、β-カロテン、ビタミンB1、B2、リン、カリウム、カルシウム、葉酸、鉄分、食物繊維など多種多様なビタミン、ミネラルを含むのが特徴です。また、話題のブロッコリースプラウト(新芽)は、ガン予防に効果的とされる「スルフォラファン」をブロッコリーの20〜50倍含んでいることで注目を集めています。
選ぶ時のコツは、つぼみが締まってきれいな緑色をした新鮮なもの。日持ちがしないので、買ったその日のうちに調理するのがおすすめですが、保存する場合は塩を加えた熱湯で固めに茹で、保存容器に入れて冷蔵庫に。冷凍にする場合は一度に使う量をラップで包んで冷凍します。ただし、ブロッコリーには水溶性ビタミンが多いので、下茹では短時間に。電子レンジを使うとビタミンの流出が抑えられます。炒め物、スープ、シチューなどはなるべく下茹でせずにそのまま調理しましょう。ブロッコリーが好まれるのは花蕾(からい)というつぼみ部分ですが、茎も皮をむいていただくと甘くておいしいですよ。旬のブロッコリーを丸ごと味わって下さいね。
イシイのアスパラがおいしくなるソースや、ピーマンがおいしくなるソースを使った炒めものにブロッコリーを加えて炒め合わせたり、茹でたブロッコリーを野菜の一品 ごぼうサラダ(150g)と和えれば、バランスのよい一品に。また、バターソテーにして今晩のハンバーグデミグラスに添えれば、彩りもきれいなメインディッシュ。毎日の献立に是非活用して下さいね。 |