張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
キャベツ
キャベツイメージ
アブラナ科アブラナ属
原産:ヨーロッパ
日本では、はじめ観賞用。
明治になってから食用に。
1.キャべジンと呼ばれるビタミン様物質のビタミンUが、傷ついた胃の粘膜を修復します。
ビタミンUには、胃酸の分泌を抑える働きも。同時に肝臓の代謝と解毒の機能を助け、病気に対する自己治癒力を高めます。
2.血液を凝固させ、止血効果のあるビタミンKが含まれます。骨粗しょう症を防ぐ作用も。
ビタミンKは、カルシウムの骨への沈着を促し、骨からの流出を抑えるため、骨を強くして骨粗しょう症を予防。また乳児の脳内出血を予防する作用も。
3.芯に近い白い葉に、ビタミンCがとりわけ豊富。淡色野菜ではトップクラスです。
ビタミンCには、抗酸化作用、コラーゲンの生成を助ける、免疫力を高める、動脈硬化を予防するなど、実にたくさんの効用があります。
4.疲労回復にビタミンB1、脂質、糖質の代謝にビタミンB2、アンチエイジング効果にビタミンE。
ビタミンB1が不足すると糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすく、イライラすることも。ビタミンEは抗酸化作用があり、老化防止に効果的です。
5.食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄、リン。そしてギャバに変化するグルタミン酸が含まれます。
キャベツには、食物繊維が豊富で、さまざまなミネラルが含まれます。うまみ成分のグルタミン酸は、脳に酸素を供給するギャバに変化します。
6.外葉には抵抗力を高めるβ-カロテン。必要量だけビタミンAに変換され、それ以外は活性酸素による害を予防。
キャベツには、抗酸化作用や粘膜を健康に保つ働きのあるβ-カロテンやビタミンAが含まれます。主に、緑色の濃い外側の葉にあります。
食材の性質について 食材一覧 食材メモトップ
張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

石井食品の食育への取りくみ食育情報トップ