張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
大根
大根イメージ
アブラナ科ダイコン属
原産:地中海沿岸から中央アジア
江戸時代に入ってから
漬物や切干などの加工が盛んに。
1.大根の栄養成分を代表するのは、ジアスターゼなどの消化酵素。解毒作用もあります。
酵素は、でんぷんを分解するジアスターゼや、タンパク質や脂肪の消化を助けるオキシターゼなど。焼き魚に添えるのは、焦げた部分を解毒するため。酵素は熱に弱いため、生食が理想的です。
2.抗ガン作用のある辛み成分。胃液の分泌を促したり、血液サラサラ効果も期待できます。
大根の先端部分に多く含まれる辛み成分は、イソチオシアナートといいます。ガン細胞の増殖を抑えてくれる心強い味方。血液サラサラ効果と殺菌作用も。
3.不溶性の食物繊維リグニンは、胆汁酸を吸着し、コレステロールを抑制。便通を良くし、ガン予防の効果も。
リグニンが胆汁酸を吸着してコレステロールの吸収を防ぎ、腸内の発ガン性物質を、便とともにすばやく排出するので、ガン予防に効果があります。
4.葉は根のおよそ4倍以上、皮も、根の中心部の約2倍のビタミンCを含みます。
葉や皮は捨てずに味噌汁などに入れて、ぜひ食べましょう。葉には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2やカルシウム、 ナトリウム、リン、鉄なども。
5.乾燥させた切り干し大根には、豊富な栄養成分が、より効率よく含まれています。
食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンB1などは、生の大根よりも切り干し大根に多く含まれます(100グラム中)。保存もきくので、常備したいですね。
6.豊富な食物繊維が腸を整え、老廃物を一掃するので、吹き出物の予防におすすめです。
大根は、ビタミンCとあわせて豊富な食物繊維を摂ることができ、美肌効果を期待できます。吹き出物やニキビの予防に、ぜひ摂りたい素材です。
食材の性質について 食材一覧 食材メモトップ
張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学によ る診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は 日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

石井食品の食育への取りくみ食育情報トップ