張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
牛蒡
牛蒡イメージ
キク科ゴボウ属
原産:ユーラシア大陸北部
根の部分を食用にしているのは日本、韓国、台湾のみ。
1.ごぼうの食物繊維は野菜でトップクラス。不溶性、水溶性の食物繊維が腸内でしっかり働きます。
炭水化物の一種、不溶性の食物繊維であるセルロースやヘミセルロースなどが、腸のぜん動を刺激し、乳酸菌などの腸内善玉菌の増加を助けます。
2.コレステロールを下げる、不溶性の食物繊維リグニン。発ガン性物質を抑えこむ働きも
リグニンはコレステロールを含む胆汁酸を吸着、排出します。また、腸内の発ガン性物質を抑える働きも。不溶性食物繊維は、腸内ビタミン合成も活発化。
3.ごぼうには、水溶性の食物繊維、イヌリンも。腸内で水分を吸収し、満腹感を高めます。
食物繊維はヒトの消化酵素で消化されないため、食物の消化・吸収を緩慢にし、血糖値の急上昇を抑えます。イヌリンは腎機能を高め、利尿作用もあります。
4.子どもにとっては必須アミノ酸。アルギニンが、性腺を発育させるホルモンの分泌に役立ちます。
アルギニンは、子どもの体内で合成できない「必須アミノ酸」。成長に欠かせないホルモンの分泌を促します。
5.ポリフェノールの一種、タンニン。アク抜きのために水にさらしすぎると流出してしまいます。
消炎、収れん、止血作用があるタンニンは、ポリフェノールの一種。抗酸化作用があるから、赤ワインだけでなく、ごぼうなどの野菜類からも摂りましょう。
6.カルシウム、カリウム、マグネシウム、そして銅などのミネラルをわずかに含みます。
カルシウムを吸収するにはマグネシウムも必要。というように、ミネラルはほんの少しずつでも必要不可欠な存在。毎日の食事から少しずつ摂りましょう。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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