張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
白菜
白菜イメージ
アブラナ科アブラナ属
原産:中国北部
精進料理では大根、
豆腐とともに「養生三宝」。
1.白菜の外葉や芯葉を中心に、ビタミンCが含まれます。漬物にしても、さほど失われません。
白菜の95%が水分。漬物やキムチにすると水分が抜け、栄養分を効率よく摂取できます。塩漬けにすると、ビタミンCは100グラム中27ミリグラムです。
2.食物繊維もしっかり含まれます。整腸作用のほか、コレステロールを下げる作用にも注目を。
食物繊維は便通をよくして、腸内細菌のバランスを整えてくれます。そのうえ、血液の浄化にも役立つから、毎日さまざまな野菜から摂るようにしましょう。
3.同じアブラナ科の大根やカブと同様、抗ガン作用のある辛み成分を含み、血栓ができるのを防ぎます。
生の白菜の芯や白い葉に含まれる辛み成分のイソチオシアナート。ガン細胞の増殖を抑えてくれる心強い味方です。血液サラサラ効果と殺菌作用も。
4.DNAを守る酵素の働きを促進するジチオールチオニン。アブラナ科の大根やブロッコリーにも。
ジチオールチオニンは、発ガン物質を阻害し、解毒作用によって発ガン性を抑えます。DNAを守る酵素の働きを促進するのです。
5.モリブデンが発ガン物質を抑え、糖質や脂質の代謝を助けます。
発ガン性物質である亜硝酸アミンの吸収や蓄積を抑制する酵素に不可欠な「モリブデン」という微量元素が含まれます。糖質や脂質の代謝も助けます。
6.さまざまな栄養成分が、微量ながらまんべんなく含まれます。漬物にすると効率よく摂取できます。
β-カロテン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などが含まれています。漬物やキムチにするとビタミンCや食物繊維などをより多く、そのうえ乳酸菌もあわせて摂ることができるため、古くからある白菜の漬物は、理にかなった食べ方と言えます。
食材の性質について 食材一覧 食材メモトップ
張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学によ る診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は 日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

石井食品の食育への取りくみ食育情報トップ