張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
南瓜
南瓜イメージ
ウリ科カボチャ属
原産地:アメリカ大陸日本へは、
16世紀にポルトガル船で
カンボジアから伝来。呼び名はここから。
皮と、皮の近くの部分に、β-カロテンがたっぷり。野菜の中では人参に次いで豊富です。
かぼちゃの皮と皮近くの部分には、果肉部分のおよそ10倍以上、ワタにはおよそ5倍ものβ-カロテンが含まれています。春菊、ほうれん草と同程度です。
野菜の中でトップクラスのビタミンE。過酸化脂質の生成を抑制し、血液循環をよくする作用。
ビタミンEの含有量は100グラム中5.1ミリグラムで、ゴマの約2倍も含まれます。老化の原因になる過酸化脂質の生成を抑えてくれる嬉しい効果。
かぼちゃのビタミンCは、トマトのおよそ3倍! 蓮根や栗、いも類と同様、加熱に強いのです。
ひろく流通している西洋かぼちゃには、トマトの約3倍のビタミンCが含まれます。蓮根、栗、じゃがいも、さつまいもと同様、加熱による損失は少なめです。
食物繊維がとにかく豊富。さつまいもや筍よりも、さらにたっぷり含まれるのです。
かぼちゃ100グラム中、水溶性と不溶性の食物繊維があわせて3.5グラムも。食物繊維はタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルに続く、第6の栄養素です。
かぼちゃはビタミン、ミネラルが豊富なうえに、エネルギー源にも。主食の代用としても利用できます。
かぼちゃはでんぷん、しょ糖などの糖分の多い野菜でエネルギーも高め。ごはんは100グラム168kcalですが、かぼちゃも、100グラム91kcalもあります。
ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分なども。西洋かぼちゃは特に栄養豊富。
いずれも不足すると困る栄養成分ばかり。ビタミンB1不足になると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすくなったり、イライラしたりすることも。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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