張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
昆布
昆布イメージ
コンブ科コンブ属
奈良時代には昆布を採っていたという記録がある。水温5℃以下で活動。
ヨウ素が豊富に含まれます。甲状腺ホルモンの原料になり、エネルギー代謝に必要です。
ヨウ素には、余分なエネルギーを燃焼させる働きがあります。毛髪、皮膚、歯、爪の健康にも欠かせない成分です。
グルタミン酸というアミノ酸が、昆布のうまみ成分です。ラミニンというアミノ酸も優れもの。
グルタミン酸は鰹節などのイノシン酸と一緒になるとおいしさが増します。「一番だし」はこの組み合わせです。またラミニンには、血圧降下作用があります。
カルシウムとリン、マグネシウムがバランスよく含まれます。
カルシウムとリンの比率がおよそ2対1なので、リンの過剰摂取を抑えることができます。カルシウムの吸収に不可欠であるマグネシウムも含まれます。
カルシウムの沈着に欠かせないビタミンKや、ビタミンB群、β-カロテンなどが含まれます。
ビタミンKはカルシウムの骨への沈着を促し、骨からの流出を防ぎます。また、ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変える手助けをします。
水溶性食物繊維のアルギン酸が含まれます。
食物繊維には血圧を下げ、コレステロールの吸収を抑制し、高脂血症などを予防する働きがあります。
鉄分がありますが、体に吸収されにくい非ヘム鉄。組み合わせ次第で活かせます。
非ヘム鉄の場合は、動物性たんぱく質やビタミンCとあわせて摂ると、吸収がよくなります。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学によ る診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は 日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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