張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
蓮根
蓮根イメージ
スイレン科ハス属
原産:インドや中国
蓮(ハス)の花の地下茎が肥大した部分をいう。
1.ビタミンCは熱に弱い。でも、蓮根のビタミンCは、でんぷんに包まれているから加熱しても大丈夫。
蓮根100グラムで、1日に必要なビタミンCのおよそ半分48ミリグラムを摂ることができます。たくさんの効用があり、鉄分の吸収も助けます。
2.納豆やオクラ、アロエの葉肉、蓮根に豊富な、粘り成分のムチン。疲労回復や滋養強壮に役立ちます。
体の組織の弾力性を高めたり、胃の粘膜を保護したり、粘り成分のムチンには嬉しい作用がたっぷり。疲労回復や滋養強壮、体力の補強に効果的。
3.野菜としては珍しく、ビタミンB12が豊富に含まれます。葉酸と出会って赤血球をつくる栄養素。
ビタミンB12は、葉酸と協力して正常な赤血球をつくり、貧血を予防する栄養成分。タンパク質の代謝を良くして、肝臓の働きを助ける作用もあります。
4.でんぷんを主体とする炭水化物がイモ類と同程度、含まれます。炭水化物は重要なエネルギー源。
蓮根の炭水化物は、100グラム中15グラム、66kcalのエネルギーとなります。穀物の場合は約70%ある炭水化物、蓮根はイモ類同様、約15%あります。
5.蓮根には、ペクチンやヘミセルロースなどの食物繊維が豊富。
食物繊維は便通をよくして、腸内細菌のバランスを整えてくれます。そのうえ、血液の浄化にも役立ちますので、毎日さまざまな野菜からとるようにしましょう。
6.蓮根の切り口が変色するのは、ポリフェノールの一種、タンニンによるものです。
消炎、収れん、止血作用があるタンニンは、ポリフェノールの一種。抗酸化作用があるから、赤ワインだけでなく、蓮根などの野菜類からも摂りましょう。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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