張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
里芋
里芋イメージ
サトイモ科サトイモ属
縄文時代中期に中国から伝わり、稲作以前の主食だったとも言われています。
主成分はでんぷん。水分も多く、イモ類の中では低カロリーで、100gあたり58kcalです。
同じいも類ではさつまいもが100gあたり132kcal。かぼちゃは91kcal、ごはんは168kcalです。食べごたえがあって低カロリーなのは、里芋です。
里芋独特のぬめりは、炭水化物とタンパク質が結合したもので、ガラクタン、マンナン、ムチンなどの成分があります。
ガラクタンには血圧を下げ、血中コレストロールを除去する作用があると言われています。また、脳細胞を活性化させ、老化防止や認知症の予防効果が期待できます。
ムチンはタンパク質の消化吸収を助け、滋養強壮に効果的と言われています。
胃などの粘膜上皮を保護し、潤滑にすることで組織の弾力性を保つ働きがあるため、胃潰瘍の予防効果が期待できます。
カリウムの含有量は100gあたり640mgとイモ類ではトップレベルなので、利尿作用があり、むくみ改善などに効果的です。
カリウムには、むくみや高血圧を防ぐ効果が期待できるとともに、心臓と筋肉の機能を調整する働きがあると言われています。
食物繊維が100gあたり2.3gと豊富で、便秘解消が期待できます。
食物繊維には、血中のコレストロール値や血糖値を下げる効果が期待できます。また、便秘解消や肥満の防止にもなると言われています。
里芋には、ビタミンB1やビタミンB2などが含まれます。
ビタミンB1は糖質を分解する酵素を助け、エネルギーに変えていく効果が期待できます。ビタミンB2は脂肪の分解や燃焼を助けると言われています。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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