張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
薩摩芋
薩摩芋イメージ
ヒルガオ科サツマイモ属
原産:メキシコを中心とする中央アメリカ
17世紀、琉球をへて薩摩に
伝わったことからついた呼び名。
さつまいものビタミンCはでんぷんに包まれているので、焼き芋にしても7割は残るとか。
みかんと同じくらいのビタミンC。コラーゲンの生成を促し、生体防衛機能を高めます。抗酸化作用により、肌の新陳代謝も高めてくれます。
植物性食品に含まれるβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに。ガン予防、風邪予防になります。
体内でビタミンAに変わるβ-カロテンは、抵抗力を高め、細胞の老化を抑える働きがあります。抗酸化作用があるため、ガン予防にも役立ちます。
イモ類のなかでもっとも多く、不溶性食物繊維セルロースが含まれる。血中コレステロールを下げてくれます。
セルロースは、胆汁酸を吸着してコレステロールの吸収を抑えます。また、糖の吸収をおだやかにするため、食後の血糖値の急上昇を抑制します。
でんぷん、しょ糖、果糖、ブドウ糖。エネルギーのもとになる栄養成分もたっぷり持っています。
100グラムで132kcal。でんぷんは体内で分解されてブドウ糖になりますが、食物繊維といっしょに摂ることができるため、おだやかに吸収されます。
皮や紫芋には抗酸化のポリフェノール。クロロゲン酸やアントシアニンは剥かずに皮から摂りましょう。
コーヒーやプルーン、春菊、じゃがいもにも含まれるクロロゲン酸は、発ガン性物質を除去。アントシアニンは免疫作用を高め、ガン細胞の増殖を抑制。
さつまいもには、カリウムなどのミネラルやビタミンが豊富です。便秘予防にもなるヤラピンも。
ナトリウムの排出に効果的なカリウムは、人体に不可欠のミネラル。さつまいもには、他にもビタミンB群、葉酸、カルシウム、ビタミンEが含まれます。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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