張先生の食材メモ 中医学を元に健康に良い食材の食べ方、選び方などをさまざまな観点からご紹介します。
トマト
トマトイメージ
ナス科トマト属
原産地はアンデス山脈の高原地帯。
日本へは、江戸時代に伝来。
熱帯から温帯で栽培され、旬は夏。
1.赤い色素成分のリコピン。抗酸化作用は、β-カロテンの2倍、ビタミンEのなんと100倍です。
強力な抗酸化作用を持つトマトの赤い色素。完熟トマトやミニトマトのように真っ赤なものの方がリコピンは豊富です。脂溶性で熱に強い特長があります。
2.やはり強い抗酸化作用を持つ、γ(ガンマ)-カロテン。リコピンとの相乗効果が期待できます。
γ-カロテンは、人参やかぼちゃなどに含まれるβ-カロテンと同じく、必要に応じてビタミンAに変化するカロチノイドの一種です。
3.赤いほど豊富なトマトのビタミンC。トマトの“C”は、比較的熱に強いので加熱調理をしても摂れるのです
ビタミンCは水溶性なので、加熱調理で出る汁も捨てないで使いきりましょう。抗酸化作用などのほか、ストレスに強い体をつくり、鉄分の吸収も助けます。
4.免疫力低下を改善する脂溶性のビタミンE。栄養分の代謝にかかわるビタミンB群。
トマトに含まれるリコピンやカロテン、ビタミンCとともに、抗酸化作用があるのがビタミンE。口内炎や夏バテなどを予防するビタミンB群も豊富です。
5.利尿作用があるカリウムや、必須ミネラルのマグネシウムが摂れる。毛細血管を強くするルチンも。
マグネシウムはカルシウムや糖の代謝に不可欠。毛細血管を強くし、血圧を下げる作用があるルチンも有効な成分。水溶性食物繊維のペクチンも含みます。
6.うまみ成分のグルタミン酸がギャバ(GABA)に変化。じゃがいもや発芽玄米と同じです。
発芽玄米などに含まれることで注目されているギャバ(ガンマ-アミノ酪酸)。神経伝達物質として、脳の血流を改善させる効果が期待されています。
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張先生のプロフィール
張建偉
中国黒竜江中医薬大学助教授として教鞭をとるとともに、中医学と西洋医学による診療を行ってきました。中医食養薬膳学にも精通しており、1993年の来日後は日本中医食養学会、東京都栄養士学会、横浜薬膳研究会などで活躍しています。

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