3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句はいずれも五節句(※)の一つで、古くから神に感謝し、身のけがれをはらう式日として大切にされてきました。
桃の節句としておなじみのひな祭りは、平安時代のお人形遊びと、中国から伝わった流し雛の風習(人形に厄を移して川などに流した)が結びついたものです。もともとは季節の節目に身のけがれをはらうという意味合いが強かったのですが、室町時代になって美しい人形作りの技術が発達すると、女の子のためのお節句としてお祝いするようになりました。
●桃の節句の食べ物
ひな祭りの食べ物は、菱餅、ひなあられにちらし寿司と彩り豊かで、よもぎなどの春の食材を使っています。
- 菱餅
- 菱餅の形は花びらがもとになっており、緑は健康、赤は魔除け、白は清浄の意味を表しています。緑の餅はよもぎを使って色付けされていますが、よもぎには病気を寄せ付けない力があるとされていました。
- ひなあられ
- 菱餅を小さく砕いて炒ったのが始まりと言われています。
- ちらし寿司
- 彩りがよく春の節目にぴったりです。縁起物の鯛やエビを加えてさらに華やかに。
- はまぐりの潮汁
- はまぐりは2枚がぴったり合わさることから、女の子の末永い良縁をという願いが込められています。
端午の節句も、季節の節目に薬草採りなどを行なったことがはじまりでした。男の子の行事としてお祝いするようになったのは、武士が「菖蒲」と「尚武(武をたっとぶ)」をかけたことからです。菖蒲は古くから薬草として使われてきており、端午の節句の菖蒲湯は病気をはらい、厄除けをするためのものです。
●端午の節句の食べ物
端午の節句の食べ物は、季節の薬草を使ったものです。
- 柏餅
- 柏の葉は、新芽がでないと古い葉が落ちないという特徴があるので、家系が途絶えないという意味がこめられています。
- ちまき
- もともと中国から節句の行事とともに伝来したものです。ちまきを巻いている笹の葉には殺菌作用があるといわれています。
イシイの五目ちらし寿司は、炊いたご飯にまぜるだけで簡単にちらし寿司が召し上がれます。リンゴ酢を使ったまろやかな味わいや、筍やレンコンの食感が魅力です。また、緑・赤・白の「一口ひな羊かん」もお祝いの席を華やかに彩ります。
※五節句について
一月七日 人日(じんじつ)「七草がゆ」
三月三日 上巳(じょうし)「桃の節句」
五月五日 端午(たんご)「端午の節句」
七月七日 七夕(たなばた)「七夕祭り」
九月九日 重陽(ちょうよう)「菊の節句」 |