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2026.07.14

『イシイのおべんとクンミートボール』CMソングを歌う小野あつこさん|30年ぶり再録の舞台裏

ラジオ「石井食品 presents おいしいの種」#11

毎週日曜日の朝、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」では食の楽しさと大切さをお届けしています。今回この番組に、ずっとお迎えしたかったゲストが来てくださいました。『おかあさんといっしょ』21代目うたのおねえさん・小野あつこさんが登場。『イシイのおべんとクンミートボール』のCMソングを歌う小野さんと、うたと食にまつわる記憶の物語をうかがいました。

目次

  • 『イシイのおべんとクンミートボール』CMソングを歌うのは、小野あつこさん
  • 30年前のCMソングを、いまの声で再録するまで
  • CMソングの原曲は、わらべうた「花いちもんめ」
  • ピアノ、オペラ、童謡——小野あつこさんの歌の道のり
  • 石井食品の工場見学と、子どもの日のお弁当の記憶
  • おかあさんといっしょは、人生で三度出会う番組
  • まとめ

ラジオ出演者

小野 あつこ(おの あつこ)

1991年、東京都出身。2016年4月から2022年3月まで、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』21代目のうたのおねえさんを務めた。番組卒業後も子ども向けのイベントやコンサートなどで活躍中。石井食品とは、ミートボールのCMソング歌唱に加え、2024年には、八千代工場の見学ツアー企画にも参加。

岩田 知佳(いわた ちか)

InterFM ラジオDJ。千葉県船橋市出身。石井食品・石井智康社長と同郷・同級生という縁から、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」のDJを務める。2児の母としての日常や、食と子育てにまつわるリアルな視点が持ち味で、ゲストから自然体の言葉を引き出す聞き上手。毎週日曜の朝、食を通じた温かい会話をリスナーに届けている。

石井 智康(いしい ともやす)

石井食品株式会社 代表取締役社長。千葉県船橋市出身。同世代の経営者や地域の仲間とのつながりを大切にし、食品業界の未来と食文化への貢献を発信し続けている。娘を育てるパパとしての顔も持ち、日々の食卓に寄り添う目線を経営にも番組にも活かしている。毎週日曜の朝, 食の楽しさと大切さをリスナーへ届けるホストを務める。

『イシイのおべんとクンミートボール』CMソングを歌うのは、小野あつこさん

番組のあいだに流れる、『イシイのおべんとクンミートボール』のCMソング。あの澄んだ歌声の主が、小野あつこさんです。スタジオに小野さんが現れると、岩田さんも石井も、すっかり浮き足立ちます。

岩田さん: いつか来てくださるだろうな、と思ってましたけどね。ここで登場ということで。

石井: もう、スタジオの中がキラキラしすぎてて、眩しいです。

岩田さん: 今日は、あつこおねえさんとお呼びしてもよろしいですか?

小野さん: ぜひ、あつこおねえさんと呼んでいただけたら嬉しいです。

岩田さん: 私、娘が2人いるんですけど、下の子が2016年生まれで。ちょうど、あつこおねえさんが就任した年なんです。

小野さん: あ、就任した年ですね。嬉しい。

石井: うちは2019年生まれだから、もう同世代。歴代のおねえさんを見ても、この時代でよかったって思いますよ。

ふたりにとって「あつこおねえさん」は、いつも家庭のなかにいてくれた人。だからCMソングの話が決まったときは、うれしさもひとしおでした。

30年前のCMソングを、いまの声で再録するまで

1979年頃のイシイのおべんとクンミートボールのパッケージ画像
1979年頃のイシイのおべんとクンミートボールのパッケージ画像

このCMソング、実はまったくの新曲ではありません。もとは、いまから約30年前まで流れていた、なつかしいミートボールのCMソング。そのリバイバルなんです。

岩田さん: これ、本当にいいCMに仕上がってますよね。

石井: そうなんですよ。昔と比べると、かなりアレンジしてくれていて。多分、あつこおねえさん自身は、もとのCMは知らないと思うんですよね。

岩田さん: 1990年代の終わりごろまで流れてた記憶が、私にはあって。30代後半くらいの人は、すごくイメージが強いんですよ。いまだによく言われるCMで。歌い手に小野さんを選んだ背景には、ひとつのご縁がありました。石井食品では男性の育児休業を後押ししているのですが、育休から戻ったある男性社員が、すっかりあつこおねえさんのファンになっていて。

石井: 「絶対にコラボできると思います!」って言うんですよ。僕も観ていたので、「よし、いってこい」と。

岩田さん: お話が来たときは、どんなお気持ちでしたか?

小野さん: こんな光栄なことはない、と。もう嬉しくて。岩田さんも、このメロディには思い入れがあるそう。年上の先輩たちが、石井食品との仕事の話になると、つい口ずさむ。そうやって人づてに、あのうたを覚えていたのだといいます。

CMソングの原曲は、わらべうた「花いちもんめ」

ラジオ収録時の様子
ラジオ収録時の様子

たった20秒のCMソング。聴くほうには一瞬です。でも、レコーディングは何度も録り直したそう。

岩田さん: 20秒のCMなのに、何度も何度も録り直したって聞いたんですけど、どうでしたか?

小野さん: 私はもう、嬉しさでウキウキワクワクで歌っていたんですけど、ディレクターさんから「もっと明るく歌ってください」というオーダーを、何度もいただいて。

岩田さん: なんで、そんなに難しかったんでしょう?

小野さん: このCMソングって、もとになっているのが、わらべうたの「花いちもんめ」なんです。あの曲って、どちらかというと、ちょっと物悲しい旋律で。

岩田さん: 怪談になるくらいですからね、わらべうたってね。

小野さん: そうそう。その雰囲気に、どう抗うか、なんです。

石井: そのままやると暗くなっちゃうから、今風のアレンジが必要だったんだと思います。

物悲しさを土台に、そこから顔を上げるように歌う。20秒のうしろに、そんな芸術的な格闘があったのです。

ピアノ、オペラ、童謡——小野あつこさんのうたの道のり

あの明るさは、どこから来るのだろう。小野さんの声の来歴をうかがうと、意外な道のりが見えてきました。

石井: そもそも、音楽的な背景はどういうものなんですか?

小野さん: 子どもの頃からピアノの先生になりたくて、高校まではピアノを。大学からは、クラシックのオペラのほうへ。大学と大学院では、オペラを勉強していたんです。

石井: じゃあ、技術のベースはオペラなんですね。

小野さん: 発声はクラシックなんですけど、ことばを子どもたちに届けるとなると、また全然アプローチが違って。

石井: プライベートでは、どんな音楽が好きなんですか?

小野さん: いろいろです。スピッツさんが好きで、あと、クイーンさんとか。

石井: 僕もスピッツ大好きなんですよ。ギターで、だいぶカバーしました。

オペラでみがいた声と、子どもたちへ届けるうたごころ。その両方があるからこそ、あのCMソングの「明るさ」も生まれたのでしょう。番組では、小野さんが選んだ「あさごはんマーチ」も流れました。

石井食品の工場見学と、子どもの日のお弁当の記憶

2024年工場見学イベント実施の様子
2024年工場見学イベント実施の様子

実は小野さんと私たち石井食品のご縁は、CMソングだけではありません。以前、石井食品の工場見学にも足を運んでくださっているのです。

岩田さん: 工場見学は、どうでしたか?

小野さん: 「おべんとクン ミートボール」を作っている現場を見られるのは、なかなか貴重な経験で。子どもも大人も、みんなで温度が上がって盛り上がる、素敵なイベントでした。

石井: 一緒に、試食もして。

小野さん: そう、「このミートボールって何のお肉だと思う?」ってお子さんに聞いたら、3歳、4歳の小っちゃなお子さんが「鶏肉ー!」って。よく知ってるなあ、と。

岩田さん: あつこおねえさんの、思い出のお弁当って何かありますか?

小野さん: 運動会や遠足の時は、いつものおかずに好きなものを足してもらって。海苔を巻き込んだ厚焼き卵とか、ミートボールとか、チューリップの形をしたフライドチキンとか。

岩田さん: 切り込みを入れて、ぎゅっとね。

小野さん: そうそう。大人になって自分で作ってみたら、結構いろんな工程が必要で。こんなに手間がかかっていたんだなって、いま知って。ありがたかったなと思っています。

石井: お弁当って、ひとつの親子コミュニケーションだなって。その時は分からないかもしれないけど、大人になって、ありがたみが分かる。

『おかあさんといっしょ』は、人生で三度出会う番組

岩田さん: 小さい頃の記憶って、大人になってふいに蘇りますよね。あつこおねえさんは、どうですか?

小野さん: おかあさんといっしょって、人生で3回出会う番組って言われているんです。まず、自分が子どもの時。それから、親になって子どもと見る時。そして、孫ができて、孫と見る時。

岩田さん: ああ、そこが3回目!

小野さん: ミートボールも、幼稚園のお弁当に入っていて。大人になって、おねえさんになって、工場見学のイベントで子どもたちと、また出会えて。記憶と食べ物って、すごく繋がってるなって。

石井: 番組も商品も、長く続けるって大事だなって、改めて思いました。

岩田さん: 小さい頃から大人になるまであるっていうことが、こういう物語を作っていけるっていうことですもんね。

まとめ

なつかしいうたが、あたらしい声で帰ってくる。その向こうには、幼稚園のお弁当から、工場見学まで。うたと食と記憶が、幾重にも結ばれた時間がありました。長く在りつづけること。それはきっと、だれかの記憶のなかに、そっと居場所をつくらせてもらうこと。来週も、小野あつこさんに食のお話をうかがいます。どうぞお楽しみに。

 

 

▽今回ゲスト出演いただいた「小野あつこさんの公式Instagram・X」

小野あつこさん 公式Instagram
小野あつこさん 公式X 

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