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2026.08.03

2.9億回バズった「酒蒸しハンバーグ」。管理栄養士・長谷川あかりさんが料理家になるまで

ラジオ「石井食品 presents おいしいの種」#15

毎週日曜日の朝、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」では食の楽しさと大切さをお届けしています。SNSで累計2.9億回以上表示された「手が汚れない革命レシピ 酒蒸しハンバーグ」。その生みの親である料理家で管理栄養士の長谷川あかりさんをゲストに迎えた前編です。芸能界の引退から料理家になるまでの歩みと、あの革命レシピの秘密を伺いました。

目次

  • 放送3ヶ月、リスナーからの声
  • 出会いは「中食」への共感 ― WE VEGETABLEのイベント
  • 10歳から芸能界、そして料理家になるまで
  • 2.9億回バズった「酒蒸しハンバーグ」の秘密
  • 「色」から生まれるレシピ
  • 新刊ムック『DAILY RECIPE Vol.5』「信じてほしいレシピ」
  • まとめ

ラジオ出演者

長谷川 あかり(はせがわ あかり) 

料理家・管理栄養士。10歳から芸能活動を始め、『天才てれびくんMAX』などに出演。2018年に結婚を機に芸能界を引退し、短大・大学へ進学して管理栄養士の資格を取得。2022年から本格的に料理家・管理栄養士として活動を開始し、料理本を多数出版。SNSで公開した「手が汚れない革命レシピ 酒蒸しハンバーグ」が大きな反響を呼ぶ。

 

岩田 知佳(いわた ちか)
InterFM ラジオDJ。千葉県船橋市出身。石井食品・石井智康と同郷・同級生という縁から、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」のDJを務める。2児の母としての日常や、食と子育てにまつわるリアルな視点が持ち味で、ゲストから自然体の言葉を引き出す聞き上手。毎週日曜の朝、食を通じた温かい会話をリスナーに届けている。 

 

石井 智(いしい ともやす)
石井食品株式会社 代表取締役社長。千葉県船橋市出身。同世代の経営者や地域の仲間とのつながりを大切にし、食品業界の未来と食文化への貢献を発信し続けている。娘を育てるパパとしての顔も持ち、日々の食卓に寄り添う目線を経営にも番組にも活かしている。毎週日曜の朝、食の楽しさと大切さをリスナーへ届けるホストを務める。

放送3ヶ月、リスナーからの声

番組がスタートして3ヶ月。「#おいしいの種」への感想が増えてきました。

岩田さん:この番組も早くも3ヶ月が経ちますが、「#おいしいの種」で感想を、と言い続けていたら、ポストしてくれる人も増えてきました。特に小野あつこさんの回の反響が多くて。

石井:ありがたいですね。

岩田さん:「穏やかな話し声に癒された」「トライフル(工場見学)の話が聞けて嬉しかった」「社長、素晴らしい選曲をありがとうございました」と。 

石井:それは嬉しいです。選曲、結構頑張ってますので

岩田さん:引き続き、「#おいしいの種」をつけて感想やツッコミはXでどうぞ。

出会いは「中食」への共感 ― WE VEGETABLEのイベント

今週のゲストは、料理家で管理栄養士の長谷川あかりさん。実は石井とは、今回が初対面ではありません。

石井:長谷川さんとは、弊社のWE VEGETABLEという野菜スープのイベントで登壇いただいたご縁で。そのとき料理への向き合い方を伺って、ぜひまたお話ししたいと思っていたんです。

岩田さん:長谷川さんは、その時のことは覚えていらっしゃいますか? 

長谷川さん:もちろんです(笑)。あのスープ、そのまま飲んでも美味しくて、アレンジもできて、すごく家庭料理向きで感動して。中食(なかしょく)って、もっと活用していいと思うんです。1から10まで手作りは大変。でも栄養は取りたい。その“ちょうどいい選択肢”を広げないと、みんなしんどくなってしまう、とずっと思っていて。

石井:恐縮です。 

岩田さん:この番組でも石井くんが「我が社の商品は手作りの代行」とよく言っているので、まさにそこですよね。管理栄養士の長谷川さんに言っていただけると、「あ、いいんだ!」ってさらに思えます。

10歳から芸能界、そして料理家になるまで

10歳から芸能活動を始めた長谷川さん。料理と出会ったのは、意外にも遅かったといいます。

岩田さん:料理はいつから好きになったんですか?

長谷川さん:実は高校からなんです。子どもの頃は全然で。『天才てれびくん』でおにぎりを作る企画があったんですけど、ふわふわに握りたくて優しくやったら、お米の状態に戻って出てきて。

石井:テレビ的には美味しいですね。 

岩田さん:その後、結婚を機に一度芸能界を引退されて。 

長谷川さん:小学5年で「芸能活動をしながら生きていく」と決めて、将来の夢をあまり考えてこなかったんです。結婚のタイミングで「本当にこれが目標だっけ」と立ち止まって、辞める決心がつきました。 

 石井:引退後、すぐ料理の道に決まったんですか? 

長谷川さん:いえ、「この先どうしよう」と。夫が「若いんだから大学に行ってみたら」と言ってくれて、趣味の料理に近い栄養学科へ進んだんです。学ぶうちに、自分にできることと、変えたい課題が交差する仕事が「料理研究家しかない」と、大学3年で気づいて。

岩田さん:入学時は22歳、周りは18歳ですよね。 

長谷川さん:そうです。ちょっとお姉さんな感じで。授業中に「モチベ上がらない」という子に、「日割りで授業料考えてみ? 今寝たら、いくら損するよ」って言ってました。 

石井:分かります。そこが社会人経験ですよね(笑)。

石井:ここで1曲。7月はフジロックがあるので、出演するバンドから選曲しました。伝説的なパンクバンド、Hi-STANDARDの再結成曲『ANOTHER STARTING LINE』を。「もう一度スタートラインへ」って、 今日の話にも合うなと思って選びました。 

岩田さん:私たちの世代はみんな大好きでしたよね。

2.9億回バズった「酒蒸しハンバーグ」の秘密

後半は、長谷川さんを一躍有名にした「手が汚れない革命レシピ 酒蒸しハンバーグ」の話へ。

石井:「酒蒸しハンバーグ」 のレシピがまもなく再生数3億回だと聞いています。

岩田さん:まだ知らない方のために、どんなレシピか教えてください。 

長谷川さん:フライパンに合い挽き肉を直接入れて、たっぷりの牛乳を加えます。おろしニンニクと、風味づけのベーコンを少し。玉ねぎもパン粉も卵も入れません。

 ゴムベラでこねて、フライパンの中で2つに割って焼く。焼いたら酒蒸しにして、最後にソース代わりのミニトマトを一緒に蒸したら完成です。 

岩田さん:普通は最後、肉汁のところにケチャップやお酒を入れますけど、それをミニトマトで作ってしまうんですね。 

長谷川さん:別でソースを作るのが面倒で、味も決まりにくくて。家で作るなら軽やかな方がいいなと思って、蒸し汁とトマトがそのままソースになる形にしました。 

岩田さん:牛乳の量が多いなと思ったんですが、あれで卵や玉ねぎがなくてもしっとりするんですか? 

長谷川さん:出来立てのふわふわなハンバーグは自分で作る価値が高いと思っていて、そうすると極限まで水分を入れる必要があって、あの量になってしまって(笑)。

バズった時も、牛乳とひき肉がフライパンにある絵が意味不明すぎて「大丈夫か?」って。「信じないと作るのが怖い」という声もあって、料理家のミーム「あかり、信じてるぞ」につながりました。 

提供:長谷川あかりさん(@akari_hasegawa)Xの投稿より(2023年1月13日)
提供:長谷川あかりさん(@akari_hasegawa)Xの投稿より(2023年1月13日)

「色」から生まれるレシピ

長谷川さんのレシピは、「色」から生まれることも多いそう。

長谷川さん:「グリーンの美しい料理が食べたい」という気分のときは、スーパーで緑色の食材を探して、まずビジュアルから一皿を思い描くんです。淡い翡翠色のアスパラガスに、淡いピンクの蒲鉾、そこに白を差し込んで。色を損なわないよう塩味の餡仕立てにしようか、と味付けは後から考える、みたいな。

 石井:アーティストっぽいなと思いました。うちの食品工場は完全に食材から入るんです。「この農家さんの食材をどう美味しく食べるか」。だから基本、茶色くなっちゃう(笑)。 

長谷川さん:茶色は美味しいですからね(笑)。 

石井:真逆だけど、人に伝えるSNS時代の感覚に合っているなと感じました。

新刊ムック『DAILY RECIPE Vol.5』「信じてほしいレシピ」

5月には、5冊目となるパーソナルムック『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.5』を発売しました。

岩田さん:どんな本になっているんですか? 

長谷川さん:雑誌とレシピ本の中間の本で、巻頭特集は「信じてほしいレシピ」。工程や材料が“ちょっと信じないと怖い”レシピを集めました。エンタメとしても楽しんでもらえたら嬉しいです。 

岩田さん:読んでも作っても楽しい一冊ですね。SNSでも情報を発信されていますので、ぜひ。長谷川さんには来週も引き続きご登場いただきます。

出典:長谷川あかりさん(@akari_hasegawa0105)Instagramの投稿より
出典:長谷川あかりさん(@akari_hasegawa0105)Instagramの投稿より

まとめ

料理と出会ったのは高校から。芸能界を離れ、大学で学び直すなかで「料理研究家しかない」とたどり着いた長谷川さん。その歩みを聞くと、2.9億回という数字の裏に、「自分の家で作るなら、もっと軽やかで作りやすいものを」という等身大の願いがあったことが見えてきます。「手作りの代行」を掲げる石井食品と、“ちょうどいい中食”を広めたい長谷川さん。食材から入る石井と、色から入る長谷川さん。入り口は違っても、「おいしさを無理なく食卓へ」という思いは同じでした。

後編では、夏休みのお弁当をめぐる、もう一歩踏み込んだ話へと続きます。

●長谷川あかりさん
・X:https://x.com/akari_hasegawa
・Instagram:https://www.instagram.com/akari_hasegawa0105/
●石井食品D2Cブランド「WE VEGETABLE」:https://we-vegetable.com/shop

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