小野あつこさんと語る、うたと食のつながり|調理師免許で学んだ、食材を大切にすること
ラジオ「石井食品 presents おいしいの種」#12
毎週日曜日の朝、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」では食の楽しさと大切さをお届けしています。前回に続いてお迎えしたのは、『おかあさんといっしょ』21代目うたのおねえさん・小野あつこさんです。今回のテーマは「食」。DJの岩田知佳さんと、私たち石井食品の社長・石井智康と、3人でにぎやかに、うたと食に共通する「心と体の栄養」について語り合いました。
目次
- 小野あつこさんは、大の食いしん坊?!
- 調理師免許で学んだ、「食材を大切にすること」
- 歌と食は似ている——どちらも「心と体の栄養」
- 食で、子どもと世界をつなぐ架け橋に
- まとめ
ラジオ出演者
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小野 あつこ(おの あつこ) 1991年、東京都出身。2016年4月から2022年3月まで、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』21代目のうたのおねえさんを務めた。番組卒業後も子ども向けのイベントやコンサートなどで活躍中。石井食品とは、ミートボールのCMソング歌唱に加え、2024年には、八千代工場の見学ツアー企画にも参加。 |
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岩田 知佳(いわた ちか) InterFM ラジオDJ。千葉県船橋市出身。石井食品・石井智康社長と同郷・同級生という縁から、ラジオ番組「石井食品 presents おいしいの種」のDJを務める。2児の母としての日常や、食と子育てにまつわるリアルな視点が持ち味で、ゲストから自然体の言葉を引き出す聞き上手。毎週日曜の朝、食を通じた温かい会話をリスナーに届けている。 |
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石井 智康(いしい ともやす) 石井食品株式会社 代表取締役社長。千葉県船橋市出身。同世代の経営者や地域の仲間とのつながりを大切にし、食品業界の未来と食文化への貢献を発信し続けている。娘を育てるパパとしての顔も持ち、日々の食卓に寄り添う目線を経営にも番組にも活かしている。毎週日曜の朝, 食の楽しさと大切さをリスナーへ届けるホストを務める。 |
小野あつこさんは、大の食いしん坊?!
話はまず、小野さんのInstagramから。うたのおねえさんの紹介のすぐ下に、「食べることが大好きです」と書かれているのだそう。
岩田さん: おねえさんの紹介のすぐ下に書いてありますけど、そんなに好きなんですか?
小野さん: 起きている間、お仕事のことを考えている以外の時間は、もう食べ物のことを考えているくらい、食べることが大好きです!明日は・・明後日は・・何を食べようかなと考えているくらいです。
石井: 何が好きなんですか、食べ物としては。
小野さん: やっぱり、白いごはんが一番好きです。
岩田さん: 最近食べて、いちばん美味しかったものは?
小野さん: ヤングコーンです。スーパーで買って、ひげごとアルミホイルで焼いて、お塩とオリーブオイルをかけて。この時期ならではの贅沢だなと思って。

引用元:photoAC
岩田さん: あのひげ、食べていいんですか? そんな食べ方があるんですね。
食べることを、心から楽しんでいる人。たわいない掛け合いにも、そのあたたかさが、にじみ出ています。
調理師免許で学んだ、「食材を大切にすること」
岩田さん: 食べるのが好きなだけでなく、調理師免許もお持ちなんですよね。
小野さん: はい。去年、夜間の調理師学校に2年間通って、卒業と同時に取得しました。
岩田さん: どうして取得しようと思ったんですか?
小野さん: うたのおねえさん時代に「食べることが好き」と番組で話したら、共感してくれるお子さんや全国のお母さんから食の悩みのお手紙が届くようになって。もっと学びたい、自分に説得力を持たせたいと思い、学校に通いました。
石井: やっぱり学校で学ぶと違いますか? 免許を取る過程で印象的なことはありますか?
小野さん: 技術が向上するかなと思っていたんですけど、それ以上に、食材を大切にするということを学んで。普段手にしている食材って、目に見えないところでたくさんの人の手があり、食卓って、いろんな人に支えてもらっているんだなと
小野さん: 先生たちも、食材をすごく大切にされるんです。ナスのヘタは鉛筆を削るように切ると食べられる部分が増えたり、カブの皮は塩もみをすればお漬物になったり。魚のアラや骨は出汁を取って。余すことなく使う、というのが身につきました。
石井: まさしく、私たちがやりたいことが詰まっているなと。
岩田さん: 近い将来、親子で作れる料理本が出るかもしれませんね。
ひとつの食材を、最後まで生かしきる。その姿勢は、産地や作り手を大切にしたいと願う私たち石井食品の思いと、静かに重なります。
うたと食は似ている——どちらも「心と体の栄養」
岩田さん: 石井くん、昔、大事な会議の前は美味しいものを食べる、って言ってましたよね。
石井: おやつをつまんだり、コーヒーを飲みながらね。アイデアを出すときは、食べながらのほうがいい、っていうのがあるんですよ。
岩田さん: 美味しいものを食べながら、イライラすることってないですもんね。うたも、楽しいうたを聞くと自然と笑顔になる。うたと食って、どこか共通してるのかな。
小野さん: 本当に、共通することがすごく多いなと思うんです。どちらも、心と体の栄養になる。料理もうたも、相手のことを思って、届けたいという気持ちで用意する。そこには、愛があって。あと、国境がない、というか。どんな文化にも、必ず音楽と料理がありますよね。
石井: どの文化だって、絶対に音楽と料理はありますもんね。
岩田さん: 「心と体の栄養」って、切り口がいいですね。確かにそこが、最大の共通点かもしれない。
この日、小野さんが選曲されたレ・ロマネスクの「おつカレーさま、カレーライスの具材はどこから来た?」も、まさに食の来し方に思いをはせる一曲でした。
食で、子どもと世界をつなぐ架け橋に
岩田さん: うたと料理を、これからどんなふうに掛け合わせていきたいですか?
小野さん: これまでは、うたが、私をいろんなお子さんやご家族と繋いでくれました。これからは、好きな食で学んだことを通して、お子さんたちが食とつながる。その架け橋になれたらいいな、と。
石井: 調理師免許を持っているから、お母さんも聞きたいと思うんですよ。
岩田さん: もっと言うと、お父さんも。架け橋には、もうすでになっていますよね。
前回〔 ラジオ「石井食品 presents おいしいの種」#11 〕ご紹介した工場見学のあとにも、うれしい手紙が届いたそうです。
小野さん: 「食べられるものが増えました」「作ったお弁当を、今もお家で家族で楽しんでいます」って。うれしかったですね。
岩田さん: 子どもたちへ、食事をこんなふうに楽しんでほしいな、というメッセージはありますか?
小野さん: 好き嫌いだけにとらわれず、食に関心や好奇心を持ってもらえたら。それは食べることだけでなく、作ること、育てることにもつながります。野菜を育てたりとか。おねえさん、これからもみんなと一緒に、いろんな楽しいことができたらいいなと思うので。
石井: 料理をやっていくと、作ってくれている人のところにも行き着く。そうやって、楽しみながら子どもの世界を広げていくのは、すごくいいなと。
そして岩田さんが、ふと微笑みます。いまの言葉のなかで、自分のことを「おねえさんも」と、ごく自然に呼んでいた——。
岩田さん: ああ、もうずっと、おねえさんをやり続けてくれているんだな、って。これからもずっと、頑張り続けてほしいなって思いました。
卒業してもなお、自分を「おねえさん」と呼ぶ。その何気ないひと言に、小野さんが子どもたちに向けてきた時間の長さが、そっとにじんでいました。
まとめ
「食べることは、生きること」。小野さんのその言葉には、食と向き合ってきた人ならではの実感がありました。一日に三度、訪れる食事の時間。その一回を豊かに過ごせたなら、人生もまた豊かになっていく。歌が心と体の栄養なら、食もまた同じ。相手を思って「届けたい」と願う。その一点で、うたと食は静かに響き合っています。私たち石井食品も、食卓のかたわらで、小さな「おいしいの種」をまいていけたら――。2週にわたる小野あつこさんとの時間は、そんなことを思わせてくれました。
なつかしいうたが、あたらしい声で帰ってくる。その向こうには、幼稚園のお弁当から、工場見学まで。うたと食と記憶が、幾重にも結ばれた時間がありました。長く在りつづけること。それはきっと、だれかの記憶のなかに、そっと居場所をつくらせてもらうこと。来週も、小野あつこさんに食のお話をうかがいます。どうぞお楽しみに。

▽今回ゲスト出演いただいた「小野あつこさんの公式Instagram・X」
■小野あつこさん 公式Instagram
■小野あつこさん 公式X
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