旬の実りを、今年も食卓へ——秋の炊き込みごはんを届けるまで
全国各地の魅力ある食を通して、日本の食卓を豊かにする株式会社AKOMEYA TOKYO。前編では、食品部門のバイヤー・星野仁志さんに、商品選びで大切にしていることや、作り手の思いをお客さまへつなぐ仕事について伺いました。
後編で取り上げるのは、石井食品が製造に携わる、秋限定の炊き込みごはんの素です。その年に収穫された素材を使うため、店頭に並ぶ時期は毎年同じとは限りません。それでも、このシリーズを毎年大切に届けるのはなぜでしょうか。星野さんのお話から、旬を商品にする難しさと、その先にある想いをひもときます。
目次
- 秋の食卓に届く、3つの炊き込みごはん
- 素材を知り、その持ち味を生かす
- 旬を待つ人へ、毎年届ける
- 「地域と旬」から広がる取り組み
- おいしいの循環を、未来へ
お話を伺った方
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星野 仁志さん |
秋の食卓に届く、3つの炊き込みごはん
秋になると、AKOMEYA TOKYOの店頭には、丹波しめじ、栗、さつまいもを使った3種類の炊き込みごはんの素が並びます。いずれも、石井食品が掲げる「地域と旬」というコンセプトにAKOMEYA TOKYOが共感し、生まれたオリジナル商品です。

秋の炊き込みごはん (提供:株式会社AKOMEYA TOKYO)
このシリーズでは、石井食品が独自に見つけた地域の旬の素材を、産地から一番近い自社工場で、新鮮なうちに加工しています。産地と工場が連携し、それぞれの素材の持ち味を生かした本格的な味わいに仕上げることが、私たちのものづくりです。
一方、旬の味を届けるには、ものづくりを自然の時間に合わせなければなりません。収穫時期は天候や生育状況によって毎年変わるため、原料が届いてから加工し、店頭へ届けるまでの時期を、あらかじめ決めきることが難しい商品でもあります。
素材を知り、その持ち味を生かす
同じ秋の炊き込みごはんでも、主役となる素材はそれぞれ異なります。大ぶりで豊かな食感の丹波しめじ、風味豊かな和栗、甘みとうま味が詰まったさつまいも。ごはんと一緒に炊くことで、それぞれの土地で育った旬の味が食卓に広がります。
石井食品の商品づくりは、原料の調達担当者が自ら産地へ足を運び、素材を確認し、生産者の話を聞くところから始まります。その土地の気候や風土、生産者の思いや工夫を知り、素材が持つおいしさをどのように生かすかを考えます。
素材そのものの風味や食感を損なわないよう、味付けや調理方法も一律にはしません。一つひとつの素材に合わせて作り方を変え、その持ち味を引き出す。それが、このシリーズに共通する商品づくりの考え方です。
旬を待つ人へ、毎年届ける
その年の収穫に合わせて製造するため、商品の入荷時期は毎年変わります。こうした特性を持つシリーズに、お客さまからはどのような反応が寄せられているのでしょうか。星野さんに、店頭で印象に残っていることを伺いました。
星野さん:このシリーズはその年に採れた原料を収穫次第すぐに加工しており、実現のハードルは高かった分、他では味わえない「鮮度」と「旬」をお楽しみいただけます。
おいしいのはもちろんですが、商品の特性上入荷時期が流動的で、店頭でも随時情報更新はしていますが、お客さまからは「いつ入るの?」といったお問い合わせを毎年多くいただいています。
それだけ心待ちにしているファンが多いシリーズなので、毎年大切に販売させていただいております。
それだけ心待ちにしているファンが多いシリーズです。
「地域と旬」から広がる取り組み
旬の炊き込みごはんの素は、石井食品のものづくりと、AKOMEYA TOKYOが目指す食のあり方が重なって生まれた商品です。石井食品との商品づくりについて、星野さんはどのように感じているのでしょうか。
星野さん: 石井食品が掲げる『農と食卓をつなぎ、持続可能な「地域と旬」モデルの創出』に親和性を感じています。今回の取り組みを通じて、より多くの方へおいしいストーリーを伝え、持続可能な「地域と旬」を共創していければと考えています。
炊飯器を開けたときに立ちのぼる香りや、具材の食感、ごはんに広がる味。その一膳の向こうには、収穫を迎えるまで素材を育てる生産者、届いた素材を新鮮なうちに加工する工場、入荷を待ちながら店頭で魅力を伝える人たちがいます。
その年、その土地で採れた素材を、旬のおいしさとともに食卓へ届ける。この炊き込みごはんの素は、地域の作り手と食卓をつなぐ「地域と旬」の取り組みを、一膳のごはんから感じられる商品でもあります。
一つの商品を手に取ることが、地域の素材や作り手を知るきっかけになる。旬のおいしさを届けるだけでなく、その背景にある地域や人とのつながりを未来へ続けていくことを、両社は目指しています。
おいしいの循環を、未来へ
最後に、AKOMEYA TOKYOがこれから目指していくことを伺いました。
星野さん: AKOMEYA TOKYOは、『世界に誇れる“おいしい”の循環型社会』を目指しています。
AKOMEYA TOKYOは『食のカタリスト』として、日本各地の“おいしい”を未来につなげる作り手と、食を通じて豊かな暮らしを育む使い手をつなげます。そのつながりをきっかけに、新たな“おいしい”が生まれ、ほんものがつくられ、伝統が次の世代へと受け継がれていく。使い手の感謝の思いは作り手の力となり、自然と共生しながら、大きな輪になっていきます。
新たな出会いや学び、体験、未来の作り手など、多くの可能性を広げていく。それが私たちAKOMEYA TOKYOの目指す道であり、『世界に誇れる“おいしい”の循環型社会』です。AKOMEYA TOKYOは、これからも日本各地のおいしいものと、そのストーリーを多くの方にご紹介していきます。
日本各地のおいしいものと、そのストーリーを多くの方へ。
その年の旬を味わうことが、地域や作り手を知るきっかけになる。今回ご紹介した秋の炊き込みごはんの素も、そんな「おいしいの循環」を食卓へ届ける商品の一つです。
商品はこちら
今回ご紹介した販売・入荷情報は、AKOMEYA TOKYOの商品ページ・店頭でご確認ください。
AKOMEYA TOKYO/ 炊き込みご飯の素 丹波しめじごはん
AKOMEYA TOKYO/ 炊き込みご飯の素 栗ごはん
AKOMEYA TOKYO/ 炊き込みごはんの素 さつまいもごはん
※収穫状況により、入荷時期が変わる場合があります。

AKOMEYA TOKYO in la kagū 店舗(提供:株式会社AKOMEYA TOKYO)
AKOMEYA TOKYOとは
「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に39店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップです(2026年9月18日時点)。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており、古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。
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